2012/12/30

良いお年を

昨日は家でプチ忘年会だったので、一年ぶりにお寿司を作りました。
今回は海鮮をたくさん入れた、まぜ寿司。好評でしたよ!

息子は一ヶ月前から立つようになりました。

まだ8ヶ月なので、驚異の早さです!!
離乳食もたくさん食べるし、元気いっぱい。



この3枚、昨日友達が撮ってくれた写真なんです。
一眼レフカメラって、きれいに撮れるのね。

さて、私の方はこれからレッスンをして、今年の仕事納めをします。

皆さん、よいお年を!!











2012/12/10

アントワネット

ラフォンテーヌのコンサートで、出雲へ行ってきました。
今回はフランス革命の話題だったので、こんな感じでした。


マリー・アントワネットが処刑されたのって、今の私と同じ年齢なんです。
そう考えると、短くて激しい人生を生きた人だなぁと思いますね。

チェンバロは名古屋から安達さんが運んでくださいました。『利休』という映画で使われた屏風絵を、そのままチェンバロに描かれたそうですよ。


***

実は、今回初めて息子を一晩預けての外出となりました。
実家で預かってくれたので安心でしたが、私は気になって気になって…。
でも頼りになるお兄ちゃんがいました。こちらです↓


お陰でママを探すこともなく、元気に過ごしていたみたいです。
kaiとは仲良し。生まれたときから一緒なので、こわがりません。


私は子供を動物好きの子に育てたいな。
もう少し大きくなったら、一緒に動物園に行きたいです。


今年も残すところ僅かですね。あっという間に来年に突入しそうです。
なんて早い一年だったんでしょう〜。


2012/11/25

発表会

昨日は、門下生のチェンバロ発表会でした。私は弾かずに、調律担当。


何度も手直ししながら、念入りに音を合わせましたよ〜。音が狂ったら、せっかくの生徒さん達の演奏が台無しですものね。チェンバロの調律は、いつも湿度や温度との闘いです。調律師さんの気持ちがわかった一時でした。

毎回感じることですが、自分が弾かずに人の演奏を聴いていると、とても勉強になるんです。例えば、「体がうまく脱力できている人の音色はのびやかできれい」とか「響きの多いところでは、アーティキュレーションが多いほうが、音の粒がはっきり伝わってくる」とか「この曲は別のイメージで弾いてみたらどうなんだろう」とか。お客さんの立場にたって耳を凝らすと、演奏する側に求められているものが改めてわかるので、面白いです。(演奏する大変さは知っているので、つい同情もしちゃいますが…。)


アンサンブルでは、声楽やリコーダー、ヴァイオリンの方が賛助出演して下さって、賑やかな会となりました。出演のみなさん、お疲れさま!

               *  *  *

さて、今日からはまた自分の練習を開始しました。選曲作業もあるし、来月は出雲でコンサートもあるし、やることは山積み。私はやっぱりチェンバロが大好きだから、この楽器を好きな人たちと一緒にいると、幸せです。来年は、私も弾きます♪





2012/11/04

お知らせ


今月、水永門下生の発表会があります。
チェンバロがお好きな方は、ぜひお立ち寄りください。

〜Les Bergeries Ⅵ〜

 11月24日(土)13:30開演  近江楽堂(東京オペラシティ3F)入場無料


2012/10/29

子ブタの公演

昨日は三鷹で本番でした。
親子で聴けるファミリー企画コンサートだったので、ラフォンテーヌで
久々に「三匹の子ブタ」をやりました。
ブタ鼻つけたままバッハ弾くのは、苦しかった。。
でも音楽もストーリーもあるためか、お子さん達が一生懸命聴いて
くれているのが分かり、嬉しかったです。
0歳児を育てている私からは、客席にいるお子さん達が
大きなおにいさん、おねえさんに見えました。皆、可愛い〜。


続いて「フェンシング指南」の衣装。

これはリハの時↓審判タッカムーレくんと。
「もう、コスプレやめなさい!」って言われるまで
やっちゃいましょう。

2012/10/14

チェンバロ・フェスティバル

皆さん、今年のチェンバロフェスティバルには行きましたか?
私は昨年出演させて頂いたので、今年は応援隊でした!


私は2日目の夕方から行きました。石橋メモリアルホールのロビーには、今年も展示のチェンバロがずらり。いっぺんに沢山の楽器が見れるなんて、滅多にないことです。曽根麻矢子さんと吉野直子さんによるチェンバロとハープのコンサートでは、ボワエルデューの「二重奏曲」とかメンデルスゾーンの「夕べの鐘」などの珍しいプログラムが聴けました。ハープとチェンバロって合うんですね!お二人の演奏、素晴らしかったです。

ラストの10台チェンバロの合奏では、ラモーの「優雅なインドの国々」の小品舞曲がリレーのようにバトンタッチで演奏され、面白かった。フェスティバルは来年も開催されるようなので、皆さんぜひお出かけくださいね。どんなチェンバロ奏者が出演するのか、も楽しみです。

                * * *

さて、今日はなんだかカレーの味が食べたい気分だったので、
カレーピラフを作ってみました。



       これ持って、ご近所のBBQ会に行ってきました♪

さ、明日はラフォンテーヌのリハーサルです。








2012/10/05

再会

昨日はこんな場所にある、


あるエンジニアさんの新スタジオを訪問しました。
どなたでしょう?真剣な表情です。


     正解は、元ビクターの録音エンジニア奥原さんでした。
    下の写真の右は元ビクターのプロデューサー渡辺さん。


   お二人は、私のソロのCD「夢見る雨」と「イングリッシュガーデン」
   の制作でお世話になった方々なんですよ。久々にお会いして、
  また一緒にお仕事できたらいいね〜って話してきました。

***

久々の更新なので、息子の写真を載せます。
生後6ヶ月になりました。



お座りやつかまり立ちが出来るようになりました。
表情もくるくる変わって、だいぶ人間の子らしくなってきたな〜と思います。
この分だと、1歳になる前に立てるようになるのではないかしら。
子育てはがまんの連続だけれど、「思い通りにならないのが子育て」らしい
ですから、そんなもんだと思ってるとあまりイライラしませんね〜。

私の体重は、半年でようやく元通り(12キロダイエット成功!)になりました♪









2012/08/16

夏休み

今日もグリーンスムージーでスタート。
今朝は、桃+ほうれん草+水+氷で作りました。
シンプルで美味しいですよ〜。



  さて、最近車にチャイルドシートを付けて、
   息子と車で出かけられるようになりました。
この暑さの中、ベビーカーで出かけるのは可哀想だけれど
車ならOKでしょ!

こうやって、外にごはんを食べにいくのが、最近のささやかな楽しみです。
ちょっと不安そうな顔してますが…。

息子の髪が生えてこないなあ。
マルコメくんです。




2012/08/14

梨の味


ロンドンオリンピックも、終わりでさびしいですねー。すっかり楽しんだ私です。試合の結果はもちろん気になりましたが、それよりも、試合後の選手のインタビューを見るのが好きでした。爽やかな人、しみじみとコメントを言う人、初々しい新人選手や誇らしげな選手…そして見せてくれるのは、悔し涙だったりうれし涙だったり。それぞれの思いが伝わって来て、私はテレビの前でついもらい泣き。アスリートの皆様、感動をありがとう!

                 * * *

さて、ここからは我が家の話。家の冷凍庫に、いつの間にか大量のガリガリ君(アイス)がびっしり入っていました。何でこんなに沢山?と思ったら、どうやら夫クンが買いだめしたらしいです。ソーダ味、っていうのは前からあるけれど、梨味は新フレーバーみたいで、去年すぐ売り切れてしまったんですって。少し食べてみたら、シャリシャリして、本物の梨に近い食感でした♪ ほんとは、アイスクリームの方が好きですが、あと1キロ痩せたいので…今夏のおやつは、低カロリーなガリガリ君を食べることにします。


どうでもイイ話でした!





2012/07/12

グリーンスムージー

今朝は早起きしました。久々のブログタイムです。

最近、グリーンスムージーを毎朝作って飲んでいます。
好きな野菜、フルーツ、水と氷をミキサーに入れて、1分半混ぜるだけ。


氷が細かく砕かれているので、ひんやりして美味しいんです。
忙しい朝に手軽に栄養がとれるので、いいですよ〜。

今日は小松菜とバナナ、オレンジ、キーウィ入り。
キーウィは皮のままでね!



2012/06/23

レッスン風景

梅雨に入りましたね。湿気でチェンバロが膨張してしまわないか、気になるこの頃。調律をマメにして、除湿器をブンブンまわして、楽器がご機嫌を損ねないようにしています。

さて、私は6月から仕事復帰しました。子供が生まれた前後で、ちょっと幸せボケしましたが(笑)気持ちを新たにして過ごしています。チェンバロのレッスンでは、私の休暇中も、コツコツと自習して待っていた生徒さんたちに会えるのが楽しみ。今日は5時間レッスンして来ました。今までブログにはあまりレッスン風景は載せなかったのですが、今日は一部撮ったので載せますね。私の生徒さんたちは、熱心でレベル高いです!

通奏低音を集中的に勉強するお二人。
Sさん↑とKさん↓。数字付き低音を読んでいます。
五線紙に和声を書く宿題も、ぐんぐんこなします。
この調子だったら、今秋にはアンサンブルデビューできますね。

こちらはソロを頑張る0さん。
なんと彼の夢はゴールドベルク変奏曲を全曲弾けるようになること。
1年で2曲、16年で目標達成の予定です。もちろん、私は応援しています。
夢を持つ、ってステキなことですよね。
生徒さん達からいつも元気をもらっています。




2012/06/11

西洋館にて

昨日は、あるセレモニーがあり、この西洋館にいました。
綱町三井倶楽部です。

ステキな建物ですよね。以前もここで一度演奏したことがあるのですが、一歩足を踏み入れると、まるでバロック時代の宮廷の中へ、タイムスリップしたかのよう。

昨日はリコーダーの太田光子さん、フラウト・トラヴェルソの斉藤紫都さんとクヴァンツのトリオソナタを演奏していました。チェンバロや古楽器はこの建物にぴったり。私は、まるで当時の楽師になったような気分でした。そうなると、聴いていらしたお客様は王侯貴族ですね!


2012/06/03

散歩

これ何でしょう?
正解はkaiの後ろ姿。


ドッグランに行って来たよ〜。


小型犬専用のコーナーで


いっぱい遊んだので、帰りまーす。

気持ちのよい休日でした♪


2012/06/02

同窓会にて

先日、長野県の飯田風越高校の同窓会が東京で開催され、
そこで山形由美さんと一緒に演奏させて頂きました。


前半はフルート無伴奏の曲、後半はチェンバロを加えての共演でした。
皆様、熱心に耳を傾けてくださり、嬉しいことでした。

ステキなお花をありがとうございます。



2012/05/26

時間作り

すっかり前回の更新から日が経ってしまいました。息子の世話に追われて、本当に忙しい毎日を過ごしています。赤ちゃんの世話ってこんなに大変なのか、と思っています。パソコンに向かう時間もずいぶんと減ってしまいました。でも以前のような生活もしたくて、一日1時間でも2時間でもいいから、家族に手伝ってもらって自分の時間を作るようにしています。
今週から始めたのは、水泳。半年間も泳いでなかったので、体がだいぶなまってしまいました。でも、やっぱり泳ぐのは楽しい!今日は久々に1キロほど泳いで、心身ともにスッキリとしました。ダイエット効果も期待して、これから週3回ほどプールに通う予定です。私、子供の頃から泳ぐのが好きなので、この趣味はもう20年以上続いているんですよ(昔はタイムも速かった)。今日は、クロールと背泳をしました。隣のコースでは小学生が一生懸命練習していて、その姿が可愛かったナ。

    ↓度数入りゴーグル。もっちろん、競泳用の水着を着て泳ぎます。

それから、最近の日課は散歩。
神代植物公園にふらっと行ってきました。
バラが見事でした!

さて、明日はフルートの山形由美さんと共演させていただきます。
久々の本番も楽しみです。

2012/03/29

ドイツ留学記 その5

服装で怒られる!の巻


桐朋の音大生だった頃、鍋島先生が「バロック音楽は、ジーパン穿いて演奏するような曲じゃありません」とおっしゃったのが強烈に印象に残っていたので、なんとなく私は日本ではジーンズを穿かないでいました。もともと小柄だし、スカートの方が好きだったこともあり、ドイツに住んでからも、私はしばらくスカートを穿き続けていました。

ところが、ドイツではスカートを穿いている女の子は珍しかったのです。
学校に行くと、よく「Makiko はいつもスカートだねぇ」「Mini Rock!=またミニスカート!」と言われていましたが、特に気にせず、その格好で過ごしていました。

忘れもしない、ある寒ーい冬の日のこと。
私は、いつものようにミニスカートにロングブーツ、それにロングコート、という出で立ちで、道を歩いていました。そこへドイツ人のおばさんが通りがかり、何やら私に向かって、激しい口調で怒りだします。

「アナタ、なんでそんな格好してるの!!」
「えー、何かいけないことでもありますか?」
「足なんか出して、風邪ひくじゃない!!もっと温かい格好をしなさい!!」
「ひえー。。ハイわかりました」

何で、こんなことで説教されなきゃいけないの?と思いつつも、直感で「これはこの土地でよくある、親切心からくる、おせっかいだ」とわかりました。自分としては、充分温かい格好をしたつもりでしたが、ここは、何せファッションよりも機能性を重んじるドイツ。目立つのは嫌だったし、見ず知らずの人に怒られたので、さすがに私も考え直すことにしました。数日後、しぶしぶカジュアルショップ(日本でいう、ジーンズメイトみたいな店)に出かけて行って、安物のジーパンとメンズのシャツを購入。でも、それを身につけるようにしたら、何だか、急に現地に馴染んだような気分になっていきました。ヨーロッパの友達には「Makiko、その方がセクシーだ」といわれ、全くその意味がわかりませんでしたが、まあ学生だし、服装なんてどうでもいいか、という感じで過ごしていました。

ジーパン生活にも慣れてきた頃でしょうか。
日本から私の母が遊びにやってきて、私を見るなり、言いました。

「なんだか、ずいぶん汚い格好してるけど…。どうしたの。
 服、買ってあげよっか?」
「あのー。私、わざとこういう格好をしてるんだけど!」


今度は、私が哀れな貧乏生活をしている娘に見えたようでした(笑)。



↑その頃の私。シャツがしわくちゃ…。
どうやら、自然界に馴染む色の方が、ドイツでは好まれるようでした。






2012/03/28

ドイツ留学記 その4

クラスメイトたちとレッスン

98年春から、フライブルク音大でのチェンバロレッスンが始まりました。当時のクラスメイトの国籍と人数は、日本2、スペイン2、ロシア1、アルゼンチン1、スイス1、ユーゴスラビア1、スロベニア1、ドイツ1、そして先生がアメリカ人、と実に様々でした。最初は英語でコミュニケーションをとる方が楽だった私ですが、ここではドイツ語が公用語なので、両方を使い分けることが、徐々にややこしくなっていきました。中には英語は話せないけれど、ドイツ語はできるという子もいて、ドイツ語を使わないわけにはいきません。気がつくと、私のドイツ語能力は英語力を上回っていて、半年くらい経った頃には会話は全てドイツ語になっていました。

            
 ↑これは学校のレッスン室。
ちょうど鍋島先生が、日本からいらした時の写真。


さてこのクラスメイト達、同じ年頃とはいえ、生まれ育った土地が違うだけあり、それぞれのバックグラウンドがまるで違いました。例えば、スイス、日本、スペインから来ている友達は経済的にも恵まれ、音楽教育もしっかり受けた上で来ていましたが、ロシアやユーゴといった国から来た友人たちは、母国が貧しく、また情勢もあまりよくなかったので「僕は帰る場所なんかない。国にチェンバロもないし、ドイツで音楽の仕事をみつける覚悟だ」と言っていました。当時、フライブルク国立音大は授業料がタダでしたし、ドイツの通貨もマルクで物価が安かったので、ユーロ圏に住んでいる子は、お金がなくてもビザさえあれば、とりあえずドイツに移り住んで勉強をすることができたのです。(ちなみに、当時の私の家賃は、ワンルーム約45平米で月650マルク=4万円弱くらい。他の大都市に比べれば安かった!)。彼らは、もちろん練習楽器なんて、家に持っていませんでした。私はなんて恵まれた国から来たんだろう、ということに気づき、また箱入り娘で育った、世間知らずな自分を自覚したものです。クラスメイトとは、すぐに打ち解けて、楽しい日々でした。
↑前列右がロバートヒル先生

ヨーロッパに出て、一つびっくりしたことがあります。
それは日本人以外の子たちは「思ったことは、恥ずかしいと思わずになんでも発言しちゃう」ということです。「僕は、今の演奏はあんまりいいと思わないな」とか「あのテンポは好きだ」とか、遠慮せずにポンポン言います。彼らはたとえ自分の演奏技術が低くても、確信を持って言います。「よく偉そうに、そんなこと言えるねー!」と最初は苦笑した私ですが、彼らは、子供の頃から自分の意見を言い慣れているようで、どうやらそれが普通のことみたいでした。でも、その方が人間性がよくわかるし、誰も気を悪くしませんでした。だから、何だかクラスはいつもいろんな意見が飛び交って、わいわいと賑やかだったのです。私はおとなしくしていると「何考えてるか、よくわからない日本人」になりそうだったので、徐々に自分を解放していくことを覚えました。不思議なことに、ドイツ語で話していると自分の考えを出すことが自然で楽になってきて、しかも音楽にも良い影響がでているような気がしました。きっと日本で自然に身に付けた『協調性』のようなものは、ヨーロッパでは全く必要なかったんですよね。クラスメイトたちの演奏を聴くと「日本では、かつて見たこともないような、強烈な個性を持った感じ」の人がいて、たまげたものでした。きっと、これはお国柄や文化が自然に滲み出ていたり、自己表現することにに慣れているためだったのでしょう。

ヒル先生のレッスンは、いつもアイディアが豊富で、目からうろこが落ちるような指導でした。先生のおっしゃることは、一つでも忘れるまいと思い、いつも楽譜に言葉をたくさん書き込んで帰りました。ここでは詳細は省きますが、貴重なアドヴァイスは、今でも役に立っており、留学先にフライブルクを選んで本当に良かったと思っています。

先生と。
         
*写真クリックで画像が大きくなります。




2012/03/21

春ですね

ブログ更新を一週間していなかったので、「もしや?!」と思った友達がいて、連絡をもらってしまいました。まだ産気づきませーん!今日がバッハの誕生日なので、ゼバス(sebas)作戦は、叶いませんでした。。残念。

一昨日健診に行ったら「もう少し時間がかかりそうですね。一週間後にまた来てください」と言われてしまいました。この分だと3月末か4月初めになるので、子供の学年がどっちになるか微妙です。臨月は体をたくさん動かす方がお腹も下がってくる、というのでせっせとウォーキングに励むことにしています。今日はお天気が良かったから、一時間半くらい歩きました。ポカポカと暖かくて、桜の花も咲いていたので、すっかり春を満喫しました。日本のこの季節はきれいですよね。日本の春って、私は大好きです。

今まで、ゆっくり散歩などしたことがなかったので、なんだか時間がゆるゆると流れていく感じがします。忙しかったり、仕事に打ち込んでいる時間も好きでしたが、追われない生活もなかなか良いものです。


あまり遠くに出かけられないので、最近は友達が家まで会いに来てくれます。
これは、先日Sちゃんからもらったヒヤシンス。
いい香りが部屋に漂っています♪


2012/03/03

ドイツ留学記 その3

厳しい規則

フライブルクで暮らしながら「これぞドイツの国民性!」と強く感じたことがありました。それは’規則を重視する国なんだ’ということです。生活の中でのルールは多く決められていて、それを徹底的に守る(従う)人々の姿を目の当たりにしました。

例えば、学校の事務手続きが遅れると、入学できないか退学です。教務課の秘書は、まるで警察官のように厳しい口調と表情で手続きをこなしていました。あるとき図書館の本を返すのが1日遅れてしまったら「罰金よ」と言われました。ええっ。そんな話、日本できいたことがあったっけ?!日本の学校の図書館で、返却がうっかり3日遅れたり…ということはよくあったのですが、それはドイツの大学では許されないとわかり、私はちょっと背筋が寒くなりました。小額ではありましたが、罰金は払わされて終了。トホホ。

それから、一歩外に出ると、街の交通ルールも厳しかったです。信号や右側通行は絶対でした。ある日、私は車道を挟んだ道路の左側にいて、ほんの数十メートルくらい先に用事があったので、そのまま自転車で道を走ったのですが「君、間違ってるよ〜!」と大きな声で注意されてしまいました。たとえ遠回りでも、この場合は、必ず道路の右側を走り→信号をわたって→折り返して右側を行って、目的地までいかないといけないのでした。信号無視に関しては、必ず誰かの見張りが利いていて「子供の教育上悪いわよー!」「赤ですよー!」とか注意する人がいます。日本ではこのぐらいでは注意する人はいません。

最初はうっとうしい、と思ったこの規則ですが、これをきちっと守る事によって、街の安全や秩序が保たれていることが徐々にわかってきました。それに、人に注意をする、というのは親切心から来ていることもなんとなく理解できました。ドイツ人は根は優しいんです。お陰でフライブルクは、予想せぬ危険はまったく起こらない、平和な街だったと思います。

このエピソードを、ちょっと音楽の話に置き換えても当てはまることがあります。例えば、バッハのフーガ。これはドイツ独特の「対位法」という規則を駆使した、音の’建造物’です。厳格な法則に従って、音を緻密に積み上げていき、その中に最高の美を作り出す。考えてみたら、このような作曲技法は他の国には見当たりません。だから、私はフーガを演奏するとき、これはいかにもドイツ人が得意とするスタイルだな、と思います。感情が前面に出たり、感覚的だったり、はたまた奇抜なアイディアが出てくるフランスやイタリアと最も違うところでしょうね。

2012/02/25

メンテナンス

調子を崩してしまいました…といっても、マイ・チェンバロのことです。
鍵盤のアクションが少し鈍くなったのと、弦のゆるみが出たので、急遽調律師さんにヘルプをお願いしました。一音でも音が出にくくなると、気になって仕方ありません。今年は湿度の振幅が激しいそうで、楽器にも負担がかかってしまったようです。

↓こうやって、鍵盤を取り出した後、ガガーッと掃除機をかけます。
半年に一回くらいはホコリ取りもしないと、ね。
掃除機をかけた後は、澄んだ音がします。

加湿器は常に付けて、湿度計ともにらめっこしているのですが
それでも、楽器の方は少しずつ変化してしまいます。
チェンバロはやっぱり繊細だナ。

でも、見て頂いたお陰ですっかり元気になりました。
練習再開です!




2012/02/17

ドイツ留学記 その2

フライブルク音楽大学の入学試験に無事合格し、現地で生活を始めたのは98年春でした。行きの飛行機では、確か不安で泣いていたっけ。初めての海外生活は、もちろん心細いものでした。

生活を始めてみて、まず直面したのは語学の問題。ヴィザの手続き、学校の入学手続き、大家さんとのコミュニケーション、スーパーでの買い物、あらゆることをドイツ語でクリアしないと生きていけませんでした。当たり前ですが。最初に感じたのは「日本のゲーテ(語学学校)で用意していったドイツ語なんてちっともヤクにたたない!」というか、、「今の私のドイツ語能力では、分からないことの方が多すぎる」という愕然とした気持ちでした。

右も左も分からない世界では、引きこもるか、体当たりで外に出て行くか、どっちかしかないんです。言葉がわからない、その情けないことと言ったら…自分は、まるで生まれたばかりの赤ん坊のようだと感じていました。日本人の友達は助けてくれましたが、いつも頼るわけにはいきません。そこで、私はカバンに和独&独和辞書をいつも入れて持ち歩くことにしていました。銀行で口座を開いたりするのに判らない単語がでてきたら、ちょっとその場を失礼して、隅っこの方へ行って辞書をゴソゴソと出して、調べるのです。その時間のかかること!

渡欧して数ヶ月経った頃でしょうか。まず、言いだせるようになったフレーズは「Ich verstehe nicht」でした。英語でいうと「I do not understand」=「私は、理解していません」。会話の途中で、こんなこと言いだしたら、会話の流れがストップしてしまうのは100も承知。でもこうやって、会話を一度遮って「今の単語、何ですか?」とか「ゆっくりしゃべってください」と言えるようになると、相手もペースを合わせてくれ、徐々に言葉の理解度が増していくのがわかりました。最初は、なかなか言えなかった「Ich verstehe  nicht」。これを躊躇せずに言えるようになった頃には度胸もつき、ぐんぐん新しい単語が入ってきた、と自分でも思いました。

2012/02/16

美味しいものを…

昨日はご近所の洋食屋さん(ワインバー)に行って、夕飯を食べてきました。
美味しかったので、ちょっとだけ自慢しちゃいます。
                
時間のある今のうちに、外食も楽しんでおかないと…へへ。