2012/11/25

発表会

昨日は、門下生のチェンバロ発表会でした。私は弾かずに、調律担当。


何度も手直ししながら、念入りに音を合わせましたよ〜。音が狂ったら、せっかくの生徒さん達の演奏が台無しですものね。チェンバロの調律は、いつも湿度や温度との闘いです。調律師さんの気持ちがわかった一時でした。

毎回感じることですが、自分が弾かずに人の演奏を聴いていると、とても勉強になるんです。例えば、「体がうまく脱力できている人の音色はのびやかできれい」とか「響きの多いところでは、アーティキュレーションが多いほうが、音の粒がはっきり伝わってくる」とか「この曲は別のイメージで弾いてみたらどうなんだろう」とか。お客さんの立場にたって耳を凝らすと、演奏する側に求められているものが改めてわかるので、面白いです。(演奏する大変さは知っているので、つい同情もしちゃいますが…。)


アンサンブルでは、声楽やリコーダー、ヴァイオリンの方が賛助出演して下さって、賑やかな会となりました。出演のみなさん、お疲れさま!

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さて、今日からはまた自分の練習を開始しました。選曲作業もあるし、来月は出雲でコンサートもあるし、やることは山積み。私はやっぱりチェンバロが大好きだから、この楽器を好きな人たちと一緒にいると、幸せです。来年は、私も弾きます♪