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2016/09/28

ゴールドベルク日記⑤3の倍数は

頭が疲れたので、ちょっと休憩タイムです。


これは第9変奏の楽譜。
「3度のカノン」とあります。


「カノン」って知っていますか?
右手の声部が緻密に追いかけっこをしているのです。
これは3度のカノンなので、ピンクのラインが先行し、
緑のラインが3度下をぴったりと追っかけます。

複雑なので、聴いている方が、最後までこれを
耳で追いかけるのは難しいかもしれません。
(いや、追いかける必要はないのかも。)

私自身でさえも一瞬わからなくなるのです!
そういう時は頭を整理します。

ちなみに3の倍数はすべてカノンです。

第3変奏=1度のカノン
第6変奏=2度のカノン
第9変奏=3度のカノン
第12変奏=4度のカノン
第15変奏=5度のカノン
第18変奏=6度のカノン
第21変奏=7度のカノン
第24変奏=8度のカノン
第27変奏=9度のカノン

これで、音楽的にも完成度の高い作品を作っているの
だからバッハはすごい。彼のニヤリとした顔が浮かびますね。

悔しい(笑)!







2016/09/26

ゴールドベルク日記④


今日の休憩タイムは紅茶で。


さて、今日は冒頭のアリアを練習しました。
この曲は13年前に一度録音しましたが、久しぶりに楽譜を出して
復習です。前打音の入れ方を変えてみたり、
不協和音から協和音へ戻るタイミングをよく聴いてみたり。
いろんな弾き方を試してみました。

(クリックで大きくなります)


アリアは旋律が綺麗なので、高音部(右手)に耳が行きがちですが、
大事なのは左手のバスなんです。(ピンクの線のところです)
この和声進行がもとになって、30の変奏曲が展開されていきます。
前半&後半とも16小節構成なので、どの変奏曲も32小節でできていますよ。

*  *  *

そういえば、最近チェンバロをみたらこんなものが置かれていました。
誰ですかっ!!


子供は大人とまったく別の世界に生きていますねー。
今日は、近所のお子さんにもレッスンをしてきました。



2016/09/25

チェンバロ発表会

先週、私の門下生発表会がありました。




リコーダーやトラヴェルソ、ヴァイオリンの方も参加してくれて、
アンサンブルも充実しました。
ゲストは懸田貴嗣さん。プロの深い音色にみんなうっとりでした。

チェンバロのソロはもちろん、それぞれに楽しんでいました。
打ち上げは毎年最高です🎶

ビール、みんな美味しそうでした。


2016/09/23

ゴールドベルク日記③

日記①で私が26変奏は大好きだと書きましたが

楽譜をよく見たら、右手と左手の拍子が違っていました

上の段は18/16, 下の段は3/4 です。


一小節に入る時間の長さは一緒ですが、右手と左手の感じ方が
全然違うということなのです。これはちゃんと意識しなくてはね。

楽譜を全部見てみましたが、左右で違う拍子の
変奏はこの曲だけでした。


そして弾きにくい〜。
冒頭はこんな感じ。

4小節目で通常ポジションに戻る。ここまでできっと数秒です。
でもこの数秒のクロスがつらい。


このヴァリエーション、
駆け抜けるように、爽やかに弾ききるのが目標です。

そういえば昨日ファンの方からメッセージがあって
群馬の太田市に「金山=かなやま」という場所が
あるそうです。「きんざん変奏曲」より、「かなやま変奏曲」
のほうが響きがよさそうですね。



2016/09/21

ゴールドベルク日記②命名

今、 エスプレッソを飲みつつ休憩中です。


 
「GOLDBERG」変奏曲のドイツ語のスペルをよーく考えていたら
(Gold)+(Berg)ということに気づきました。

だったら私の中では、金山(きんざん)変奏曲にしてしまおう!
と思いました。

この日記はツイッター気分なので、お許しを。
素敵な曲のイメージとは違ってしまうかしらね。。

金山ではないけれど、ドイツの名前って日本語に訳して
しまうとリアルなこと多いですよね。

ゴットリープ Gottlieb (神+愛さん)とか
クスマウル  Kussmaul (キス+口さん)とか、
シュヴァルツコプフ Schwarzkopf(黒い頭さん)とか。

ふふ。ちょっとブレイクでした!

他にも日本語訳で面白い名前があったら教えてください。









2016/09/20

ゴールドベルク日記①


今日から2年ぶりのチェンバロリサイタル(11月5日)に向けて
『ゴールドベルク日記』始めます。

アリア〜30の変奏曲〜アリアに戻ってくるまでの物語は壮大なもの。
練習日記を書きながら、演奏会成功に向けてがんばります😊

今日はこれ。私の一番好きな場面です。
25変奏(ト短調)から26変奏(ト長調)に移るところ。


暗い暗い「闇」から抜け出して「再生」していくような場面です。



2016/09/17

発表会前に!

18日(もう明日ですが)は発表会なので、チェンバロの集中レッスンが続いています。発表会前となると楽譜やプログラム、タイムスケジュールなど、もろもろ印刷しなくてはいけないのに、突然私のプリンターが動かなくなりました・・。こんな時に限って!(>_<)

 


昨日はプリンタのサービスセンターに電話して、30分アドヴァイスを受けるも、結局原因解明まではいきませんでした。現代はパソコンやプリンタがちゃんと動かないと仕事に差し支えますね〜。楽譜が印刷できないのは本当に困ります。

ともあれ、明日は13時開演です。チェロの懸田貴嗣さんもゲスト演奏してくださるので、お時間ある方は、ぜひお越しください。












2016/09/08

リサイタル・メッセージ(ゴールドベルク変奏曲)

このブログで少しずつ書いてきましたが、11月5日(土)にバッハの名作「ゴールドベルク変奏曲」を演奏します。東京での2年ぶりのチェンバロ・リサイタルです!



「ゴールドベルク変奏曲」は当時不眠症に悩まされていた、カイザーリンク伯爵のためにバッハが捧げたと言われる、アリアと30の変奏曲から構成される作品です。実際に演奏していたのは、バッハの弟子であり、カイザーリンク伯爵と同居していたヨハン・ゴットリープ・ゴルドベルクという青年だったため「ゴールドベルク変奏曲」という名がつきました。伯爵は眠れぬ辛い夜に、この曲で癒され、また楽しい時間を過ごしたことでしょう。

実際にこの曲を目の前にすると、バッハの「遊び心」が満載で、その才能の豊かさや偉大さに心を打たれます。チェンバロを演奏し始めて早26年、私はお客様の心に残るような演奏をしたいと思うようになりました。この機会に多くの方にお聴き頂けたら嬉しいです。心よりお待ちしています。

              * * *

というわけでちょっと真面目なメッセージでした。
これから2ヶ月は練習の苦悩(?)や変奏曲の楽しさをブログでお伝えしていく予定です。どうぞお付き合いください ( ^_^)/

                         Makiko  

2016/09/06

軽井沢

軽井沢へプチ旅行してきました。
夏の間ずっと東京で仕事をしていたので、家族と息抜きです。


高原や浅間山。


これは白糸の滝。


レンタカーもして、高原をドライブしました。
ドライバーはもっぱら私です。

軽井沢到着前は横川で降りて、碓氷峠鉄道文化村へ。


 鉄道はほんとは私の趣味じゃないけれど、
息子と夫は大喜びでした!


東京駅で見た、はやぶさと秋田こまちのガッチャン!

***

ところで、きょうはドレスの注文にいきました。
今度のゴールドベルクのリサイタルに間に合わせて、
和ドレスを作ってくださるデザイナーの方のアトリエを訪問。

紹介してくださったのはベテラン・スタイリストの
沢木祐子さん。今日のことをブログに載せてくださいました。

どんな衣装ができるかな?
またご報告しまーす。





2016/09/04

管楽器づくしの旅

浜松でオーボエ・レクチャーコンサートの伴奏をしてきました。


まずは嶋和彦館長のお話からスタート。

今回のプログラムです。

「1 6 世 紀 か ら 2 1 世 紀 の オ ー ボ エ ・コ ン サ ー ト」
M.プレトリウス :テルプシコーレ
J.S.バッハ:カンタータ第156番、第76番、第35番、第82番より
J.C.M.ヴィダーケア:デュオ・ソナタ ホ短調より
W.A.モーツァルト:イングリッシュホルンと弦楽のためのアダージョ
R.パルマ:ヴェルディの歌劇「リゴレット」によるポプリ
G.パッジ:ファンタジー「ヴェルーストゥに捧ぐ」
A.M.R.バレ:オーボエ教本より:
J.M.ラヴェル:ハバネラ形式の小品:

レクチャーで使用した楽器は篳篥(ひちりき)から始まり、ショーム、バロック・オーボエ、ダモーレ、ダカッチャ、テナー、クラシカル、コルノイングレーゼ、ウインナ・オーボエ、ロマンティック、モダンまで。

伴奏した私も、目まぐるしくピッチと音色を変え(ピアノ、オルガン、チェンバロ)演奏しました。普段はバロック屋さんの私ですが、今回はラヴェルまで演奏しました。久しぶりにロマン派まで弾いてみましたが、スケールが大きくていいですね✨1時間のレクチャーで500年間の音楽をひとっ飛びしました。