2016/09/08

リサイタル・メッセージ(ゴールドベルク変奏曲)

このブログで少しずつ書いてきましたが、11月5日(土)にバッハの名作「ゴールドベルク変奏曲」を演奏します。東京での2年ぶりのチェンバロ・リサイタルです!



「ゴールドベルク変奏曲」は当時不眠症に悩まされていた、カイザーリンク伯爵のためにバッハが捧げたと言われる、アリアと30の変奏曲から構成される作品です。実際に演奏していたのは、バッハの弟子であり、カイザーリンク伯爵と同居していたヨハン・ゴットリープ・ゴルドベルクという青年だったため「ゴールドベルク変奏曲」という名がつきました。伯爵は眠れぬ辛い夜に、この曲で癒され、また楽しい時間を過ごしたことでしょう。

実際にこの曲を目の前にすると、バッハの「遊び心」が満載で、その才能の豊かさや偉大さに心を打たれます。チェンバロを演奏し始めて早26年、私はお客様の心に残るような演奏をしたいと思うようになりました。この機会に多くの方にお聴き頂けたら嬉しいです。心よりお待ちしています。

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というわけでちょっと真面目なメッセージでした。
これから2ヶ月は練習の苦悩(?)や変奏曲の楽しさをブログでお伝えしていく予定です。どうぞお付き合いください ( ^_^)/

                         Makiko